中国では防疫に関して、もはや手放せないスマートフォンによる個人認証を進めている。たぶん人口がアホほど多いこの国でビッグデータを管理するには早期の電子化が急務なのもわかる。紙の登録だの、申請だのをやっていては恐らく列の最後の人は干からびていることだろう。

SNSの普及と個人決済でもはや日常生活の必須アプリとなった微信(Wechat)と支付宝(Alipay)から、公共機関の利用や施設への出入りといった際に求められる個々の健康データを提示するミニアプリなどへとつなげるのが一般的だ。Wechatの方は時々、外国人のIDデータを受け付けない場合があるので、もっぱらAlipayを使ってる方が面倒が無い。

◇支付宝 Alipay◇
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Alipayの初期画面から「健康马」を選び、確認をしていくと最もポピュラーな「健康コード」が表示される。このQRコードが緑であることが自由であることの絶対条件。濃厚接触や感染、またはそれらの疑いってことになると、このコードが黄色や赤色に代わる。赤の場合は、もう絶望的に一切のサービスを受けられないと思おう。

下部のメニュー一番左は主に「健康雲」を介して記録された「ワクチン接種記録」と「PCR検査結果」の表示へと進む。その右隣は「抗原検査」の結果の表示で、これは以下のWechatのミニプログラム「疫測達」で登録した抗原検査の結果が表示される。

「行程卡」は利用している携帯端末キャリアの基地局情報へアクセスし、過去14日間の間に検出された場所が表示される。
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これらは当初、毎回の操作が面倒なのでスクリーンショットで携帯の待ち受けにしたりしていた人もいたのだけれど、他人のものを利用したり過去のものを提示したりなどの悪用が続き、今では時刻が刻まれる仕様となった。時間が動いていない場合はスクショなわけだ。

少なくとも22年の2月まではこの二つのデータが共に緑であれば、おおかた自由が保障されていたのだが、他県への移動や病院等の重要施設への立ち入りには48時間以内のPCR陰性証明と24時間以内の抗原検査のネガティブ証明が必要となり始めた。


◇健康雲◇
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ワクチン、PCR検査などを実際に予約し、受けること全般に関する窓口アプリ。当初は外国人の登録が難儀したもんだが、パスポート番号に紐づけされて個人特定済みのAlipayなどでは、ミニプログラムなどともデータが共有されるようになった。その他APPでも個人特定がされれば、おおかたデータ共有はされる。
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ワクチンの場合は中央右の「境外人士接种」から申し込めば、接種現場では問診票にこたえるほかは、QRコードの読み取りで即座に接種済みを得られる。

3月以降、大事なのが「核酸検測服務(PCR検査サービス)」で、こちらを開くと、
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メニューが開き、右下の「我的登记码」の取得へ進み、個人特定情報が認可されると
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PCR検査を受けるためのQRコードが発行される。あらかじめ、検査を行ってる最寄りの機関などへ検査日や時間なども探して予約ができる。合わせて検査料40元も先払いとなり、当日はこのコードを表示して検査を受ければ、通常であれば3-4時間後に結果が表示される。
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結果は個人特定済みのすべtねおAPPで要求に応じて共有される。

◇「疫測達」◇
3月以降、個人宅に送り付けらえてくる抗原検査キットでもって自己検査し、
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その結果をWechatの「疫測達」にアップしてお、というサービスが始まった。

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プログラム上に個人情報を書き込み、検査キットの写真をアップすれば、こちらの例だと陰性となる。
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